バイリンガル

子供をバイリンガルにするにはどうしたらいいのでしょうか?

イクメン精神科医のダディーです。

そもそもバイリンガルにする必要はあるのでしょうか。

それともバイリンガルだけでは不十分でマルチリンガルにしないといけないのでしょうか?

自分の事を棚に上げて、子供に過度に期待しても、、、、という意見もあると思いますし、

自分と同じような思いをさせたくない、という思いもあると思います。

言語にはgolden ageという概念もあり、その時期を逃すと母国語レベルに獲得することは困難であるとも言われています。

一方で、2000時間の法則、というものもあります。

何事も2000時間費やすとある程度の形になる、というものです。

 

我が家の場合、別にバイリンガルにしたいからインターナショナルスクールプリスクールを選んだのではありませんでした。

我が家には子供が二人いて、上の子は現在3歳です。

2歳になったときから月~金曜日でインターナショナルスクールプリスクールに通い始めました。アフタスクールも含め、一日7時間ほど英語漬けの生活が始まりました。

初めは日本の保育園に通園していたのですが、幼稚園受験を控え、徐々にしつけが厳しくなる中で、完全に浮いてしまったため、他の選択肢として我が家はインターナショナルプリスクールを考えました。

一時期は特に深く考えることもなく、周囲に流されて幼稚園受験を考え、某有名お受験塾に通った事もありました。

しかし、そもそも両親ともに高校受験まで受験経験がないので、幼稚園そして小学校受験という「お受験」の世界に全くなじめませんでした。

某有名お受験塾では、子供たちのレッスンは非公開で、授業の後に「今日行った内容」というものを先生が保護者に伝える時間があり、それを保護者は一生懸命拝聴します。 それはもうピリピリとした雰囲気です。

そしてその後に子供たちがお部屋から出てくるのですが、

うちの子は毎回号泣で、時にはレッスンの間中泣いていたのか声を枯らしていることもありました。

更に、その塾では幼稚園受験における評価項目の習熟を毎回紙で頂けるのですが、

息子は各項目全く評価してもらえず、(無記載という意味です)一言、

「泣いているので評価できません」と書いてあるのみでした。

ちょうど3回目のレッスンの終わりの出来事でした。

この出来事をきっかけに、「僕たち家族にはこのシステムは合わない」と判断し、別の道を探すことにしたのです。

そもそも合格すれば塾のおかげで、不合格は親の責任、という幼稚園、小学校受験の風潮全般に違和感が始めからあったのかもしれません。

こんな状態で困ったな、、、と思っていた時にふと近所の公園でとても楽しそうにはしゃいでいる先生と子供たちを見かけました。あー、この子たちはのびのびとしていいな、、、と後は吸い込まれるようにその学校に決めてしまいました。

正直何語でもよかったです。私たち夫婦はその当時息子の可能性を完全に否定された気持ちになっており、何か救いを求めていたのだと思います。

インターナショナルスクールプリスクール入ってからの息子

正直始めの数か月は、楽しんでいたものの、自宅で英語を話すことは皆無でした。

変化が現れたのは半年ほどです。つまり、一か月を28日として概算すると

7時間×5(月~金)×4(週)×6=840 時間

840時間程英語の環境に息子を置くと、口から英語が出てくるようになりました。

この間親が自宅で何かを補ったかと言えば皆無です。そしてそれ以降の数か月が本当に爆発的でした。

毎日毎日どんどんアウトプットが増え、インプットも増えていきました。

自宅でyoutubeのアニメも英語を希望するようになり、年間12億円を稼ぎ出す驚異の6歳ユーチューバーであるライアン君のRyan’s toy review” を見たがったり、イギリスのアニメであるpeppa pigを楽しそうに見るようになりました。

そしていつしか父親の事をdaddyと呼ぶようになり、寝言が英語になり、

徐々に日本語が減って、、、、、と逆に日本語が心配になるようになってしまった、感じです。

当初は英語が喋れるようになるのだろうか、、、と思っていましたが今では

しっかりとした日本語を身に着けさせるにはどうしたらよいのか、という事を考えるようになっています。

と言うのも、日本語の方が難しいため日本語の会話に困ると英語で逃げようとするようになってしまったからです。

語彙を増やす基本は本だと思っていますですから日本語の読み聞かせを一生懸命やっています。

しかし、アニメを見ることも大好きなので、アニメも見せます。

あまり厳しくするのも問題だと思っています。

しまじろうが好きで、いつのまにかしまじろうのように話をするようになっています。

まぁ、しょうがないか、と思いながら読み聞かせを継続しています。

次回は母国語と外国語についてもう少し一般的理論などを提供してみたいと思います。

また、インターナショナルスクールプリスクールなどの環境が近隣にない場合にどのように英語を早期から身に着けていくのか、と言った点や

よく言われている、「ただ英語を喋れるだけではダメ。その内容が大事」といった論点に関しても検討していきましょう。

僕の印象としては、上記の「ただ~」という発言をする人の多くは英語が話せないというパラドックスを抱えていると思っています。(それに関して良いとも悪いともどちらにも思いません)

 

 

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