イクメンという名の是非

イクメンという言葉にどんなイメージをおもちでしょうか?

イクメン精神科医のダディーです。

このサイトを作り始めたときに、自分が相対的にかなり育児を行う事が幸いできているため、

育児をする男性 = イクメン

という発想で特に深く考えることもなく名付けました。

しかし、「イクメン」という単語でネット検索をしてみると、どうもその言葉に対して非常にネガティブなイメージを持っておられる方がいらっしゃり、彼ら(彼女ら)の論点も納得が非常に行くものであります。

では、イクメンという言葉は何が問題なのでしょうか。

そもそもイクママやイクウーマンって言葉聞いたことあります?

イクメンに対する批判的な意見は上記に集約されていると思います。

つまり、子育てに積極的に関わる男性を「イクメン」と呼び、もてはやす事自体、現状子育てに男性が非協力的、もしくはやりたくても時間が持てない、という事の証左であり、本来男女が平等に育児に関わる状態なのであれば、「イクメン」などという言葉自体が存在しない!! という事なのです。

比較的すっきりと納得がいく意見だと思います。

イクメンという言葉を他の言葉に置き換えてみても成立する意見であり、ある事象が特異であるため名称がつくという事、そしてその特異性に問題がある、という意見です。

実際に、男性が育休をとることが非常に難しい、という事実もあり、社会制度が変わっていかないとイクメンがイクウーメンに比べて特異であるという状態は変わることはないのでしょう。

そしてイクメンは別の視点からも評判が悪いです。

俺子育てこんなに頑張っているんだぜ、すごいだろアピールの自称イクメン男性のウザさ。

うーん、、、この視点からイクメンという言葉、イクメンという風潮を批判している記事を読んだ際には、わが身に置き換えて身が引き締まる思いでした。

私自身、妻に対してアピールしてしまっている部分は少なからずあったと思い非常に反省しました。

いずれにしても、子育ては夫婦でコミュニケーションを取り合いながら行う必要がありますね。

ちなみに、女性からアピールがウザいと評判が悪い事の中にはどんなものがあるかというと、

①おむつ替えでおしっこはOKでもうんちはNG

②自分がいかに育児に積極的かを女性と比較しないで自分の周辺の男性と比較する

③妻へのいたわりの言葉がない

などなどです。

 

他にも山のように厳しい意見があり、泣きたくなります、、、

育児を平等に行う、という事は相当ハードルが高いのでしょう。

実際に出産後の女性の社会復帰のむつかしさ、保育園などのインフラが整わないこと、二人目を生みたいけど職場に迷惑をさらにかけられない、というプレッシャー、子育てと親の介護が重なってしまった、など様々な問題が複雑に絡まりあっています。

イクメンという言葉を使う場合には気をつけないといけませんね、、、、

ブログ名変更した方がよいのでしょうか、、

 

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