ヘルメット初日―4日目まで

いよいよ娘がヘルメットをかぶり始めました。

嫌がるかと思ったのですが、思いのほか嫌がらずにつけてくれました😭

東京女子医科大学病院の小児脳神経外科、藍原医師が「嫌がらなければ初日から出来るだけ装着した方が良い」とのことだったので、

そのまま装着して寝かせてみることにしました。

いよいよ始まったヘルメット治療、娘の負担を考えてとった行動

ヘルメット前は赤ちゃんのために暖房をきかせ気味にしていたのですが、その状態でヘルメットをかぶせていたら、汗をとてもかいてしまったため、

後に予想される皮膚トラブルを考えて、

自宅内を今までよりも寒くすることにしました。

今はまだ冬なので、暖房の調整で簡単に管理できますが、

ヘルメット治療の本当の闘いは夏場のムレをどうするか、という問題なのだ

という事に気が付いて、尚更それまでの2、3、4、5月くらいで一気に勝負をかけたい

と思っている状態です。

夏場での皮膚トラブルをどうするのか、に関してはおいおい

我々医師夫婦が考え付くプランを皆さんに提供出来ればと思います。

現在の所

・室内の温度は低めに設定し

・汗をかいたらヘルメットを外す時間をこまめにもうける

という非常にシンプルなプランでやることにしています。

初日の夜はやはり睡眠が浅かったです。しかし、普段よりも寝つきが少し悪く、

夜間に普段よりも数回起きるくらいで、何とか大丈夫でした。

むしろ今までは上の子が何回も起きてしまい、娘をそのせいで起こしてしまう負の連鎖があったのですが、

部屋の温度を下げたら、上の子がぐっすりと寝るようになり、そのおかげで娘が起こされない、という好循環が生まれました。

今まで暖房を入れすぎていたのだ、と反省しきりでした😅😅

やっぱり目立つよヘルメット。周囲の視線が痛い

わかっていたことですが、すれ違う人からものすごい見られます。

子供を見て

親を見て

また子供を見て

と交互にじろじろ見られます😑

これはなんだ?という感じなのでしょう。

正直痛いほどの視線にひるんでしまいそうでしたが、上の子がいるのでそんなことはお構いなしに外に出ない訳にはいきません😅😅

すると不思議な事に自然と人の目は気にならなくなっていくもんです。

それに目が合うと変わらず微笑みかけてくれる健気な娘に癒されて

ヘルメットをかぶっている顔が一層愛おしくみえます。

各国の友人に励まされて癒されました

もう一つ自分たちの不安な気持ちを包んでくれたのは上の子のクラスメイト達でした。

上の子はインターナショナルスクールに行っていますが、ヘルメットをかぶる事を伝えた際に、彼らの発言が私たち夫婦の気持ちをとても癒してくれました。

 

まずはイギリス人ママ。

同じような体験をしているママがクラスにいたので、少し前から相談していました。

「ヘルメットを受け入れるのに、本人にも家族にも時間が必要、いつも私たち家族は近くにいるわ」

というようなカードとクッキーをヘルメット装着の当日、息子のバッグパックの中に入れてくれていました。

このママは、通院初日、ヘルメット装着前後など

沢山メールをくれて、具体的なアドバイス(主には私のメンタルケアです。ありがたや)

をくれました🤗

 

次にノルウェーママ

いつもプレイデイトしてくれる、仲良しママです。

「ヨーロッパにいたときには1人しかヘルメットをかぶっている子、見たことなかったのに日本に来たらたくさんヘルメットをかぶっている子がいてびっくりしたわ‼なんでなの?」

と最初は疑問に思っていたようでした。

このママもたくさん話を聞いてくれ、私のメンタルケアをしてくれました。

実はヘルメット治療を検討してからヘルメット装着までなんと3週間弱、

あっという間の出来事でしたが私たち夫婦はかなり悩みました😖😖

 

ヘルメット治療をすることに対して悩んだというよりも、

医者夫婦なのに自分の子供の頭の形に疑問を持たなかったこと

治療開始するのに遅すぎたのではないかと思ったこと

ヘルメット治療を検討し始めてから、長男が少し不安定になってきたこと

などでした。

 

特に長男についてはかなり悩みました。

3歳とは言え、親の会話をよく聞いています。

何かあったことは察していて、

その結果長男の心の中に何か不安になることが生まれていたのだと思います。

 

ヘルメット装着翌日に担任の先生から呼び出され、

  • 息子が最近仲のいい友達と喧嘩しても謝らない
  • 食事マナーが悪い
  • 爪を頻繁に噛む

など最近気になると話されました。

私たちも、ヘルメット治療の事で息子が不安定になっているのだと思うので、少し寛容に様子を見てほしい、という事を伝えたのですが

やはりヘルメット治療開始直後ということ、

上記に書いたような心のモヤモヤもあり

教室を出たところで、このノルウェーママに出会った瞬間

大号泣してしまいました😭😭。

このママ、なんと一緒に泣いてくれて

そのあと彼女の家に連れて行ってくれて話を聞いてくれました😳。

 

そして、「私たちはもっとプレイデイトに誘って長男をサポートするわ」と言ってくれたのです。

そしてこの大号泣が色んなママとパパに見られていたようで、、、

何があったの?私たちにできることはある?

というメールをたくさんもらいました😅。

それはそれはみんな親身に連絡をくれ、

そのメール1つ1つがまた私たちの前へ進むエネルギーの源となりました😍。

 

最後にそのメールのなかから1つ。

アメリカ人ママから。

「うちの子もあともう少しでヘルメット治療するところだったし、全然珍しくないわよ‼ヘルメットデコレーションして楽しみなさい‼」

と、アメリカのヘルメットがいかにファッションの一部として楽しまれているか、と

ウェブサイトのリンクを送ってくれました😍。

アメリカは本当にヘルメットのデザインが豊富で、おしゃれなリボンや、ヘルメット関連のロンパースがあったり、とヘルメット治療自体をポジティブにしようという雰囲気が感じられます😀。

ロンパースなんかは、日本では無いようなので、自分たちでデザインしたものをオーダーして印刷してみようかと思っています🤗。

「I 💗my helmet」なんて良いかもしれませんね。

またご報告します😀。

 

あ、忘れていたわけではないですが最後の最後でもう1つ。

ベストフレンド、フレンチマムズ。

たびたび登場するフレンチマムズですが、実は2人います。

このマムズはもう多くを語らずとも理解してくれる存在で、

私のメンターです。笑😍

casque!と言いながら彼らの子供達もうちの娘と遊んでくれます。

皆さんに伝えたいこと

・周囲の目を気にして、内向きになる必要はありません。

・ヘルメットをかぶっている我が子はヘルメットが無い時よりもかわいく見えてきます。

・どうしてもヘルメットは蒸れるので、皮膚トラブルへの対策が必要になります。

・親が不安定になるとそれを子供は察知します。

・親自身が安定するために、周囲のサポートは欠かせません。

・同様の問題で困っている人たちのために積極的に情報発信しましょう。

・独りで悩まず助け合いましょう。

 

まだ始めて数日ですが、後頭部の形はすでに変わってきています。おでこの歪みも改善しました。後で後悔しないために、と始めたヘルメット治療ですが、やってよかった、と今は心から思っています。

効果は個人個人ですから、皆さんも悩んでいる場合は専門家の意見を聞くために是非病院受診をしてください。

私たち夫婦の体験が必ずしも皆さんに当てはまるわけではありません。

ですが、専門家に相談することで得られる情報に意味があるという点は、万人に当てはまることだと思っています。

その上で、ヘルメット治療を行う、行わないという事を決めて頂ければと思います。

私たち夫婦はヘルメット治療を行う選択をしたので、皆さんのためにその経過を今後も公開していきます。

 

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