
子連れで海外出張~帰国編~

さてさて。
1歳児の発熱、私の度重なる40度超えの化膿性乳腺炎、
最終日、やっと仕事も終わって親は全く観光をする暇もなく
(毎日疲れ果てて夜景すら見ず

)
何とか空港に辿り着き、、、
何が起きたか?
「台風で飛行機飛ばない」


、、、
え?いつ飛ぶの?


「分からない」
「キャンセルなの?」
「キャンセルじゃないけどいつ飛ぶかわかんない」
( ̄(工) ̄)
何といえばいいのか、、、
航空会社スタッフも二転三転。
夜中飛びます。
やっぱり朝9時まで飛びません。
やっぱり夜中飛びます。
あ、やっぱり分からない。
( ̄(工) ̄)( ̄(工) ̄)( ̄(工) ̄)
ここから航空会社スタッフに食い下がる両親たち。
飛ばないならホテル取るし、夜中に飛ぶならチェックインするし、どっち⁈
「今日飛ぶのか明日飛ぶのか」
結果2時間ほどすったもんだして深夜に飛び立つことが決まり、無事?チェックイン。
香港がちょうど祝日の連休にかかってしまい、どこもホテルは満員で
ほとんど空きがありませんでした。
とりあえず、このすったもんだの間に1か所だけホテルを押さえ、
どちらに転んでもいいようにはしておきました。
自分たちだけならば空港でなんとでも過ごせるのですが、
子供(しかも小さい子供たち)
と一緒ではどうにかなる
は通用しないので、、、
しかし。。。
フライトは12時間後です。
今回知り合った仲間たちがみんな
I’m ready to help
You can stay my house
Thinking of you
など次々に連絡くれて、これだけでも心温まります
食べ物だったり、休む場所だったり、
とりあえずセキュリティチェックを通りました。
今回はバギーを持参していなかったので、
アプリカのバギーを貸出してくれて、飛行機乗るまで12時間使っていい、と。


ありがたや


空港にもバギーありますが、プラスチックの固いタイプなんですよね。
バギーを確保できたのは1つ助かりました。
1つ、次回への対策としては、
ヘルメット治療の女子医大でも、時々ピクニックシートを持参しているママを見かけます。
海外慣れしているママなのかなぁ?と思いました


さて。
ラウンジの片隅に授乳室発見。
ロックをかけて個室になれるスペースです。
ありがたやありがたや。
無事にゆっくり授乳もでき、その部屋を出ようとした時
またトラブルは起きるわけです。
「鍵の開け方がわからない」


普通に回すタイプの鍵なのに、なぜ回しても開かないのか⁈
緊急用ボタンがないか壁を必死に探すも、、、なし。
仕方ない、必死でドアをドンドン叩きます。
「誰かスタッフ呼んで‼︎」
幸い外にいた誰かが気づいてくれて、スタッフがすぐに来てくれました。
「ma’am, 反対側に回してください」
「開かない‼︎」
「じゃあもう一回別の反対側」
「開かない‼︎」
しばらくしてまた別のスタッフ。
「ma’am,反対側に2回回してください」
「カチャン‼︎」
あの開いた時の安堵感、、、


ありがとうは言いましたが、つい文句も。
「香港でcommonな鍵なの?」
「違います、セキュリティのためです」
「commonじゃないなら開け方わからないじゃない‼︎

」
何はともあれ、外に出てこられました。
発音は悪くても、自分の言いたいことが言えるようになっていたり、
他人からの指示がドア越しにでも聞き取れる程度のレベルであって良かった、と
心から思う瞬間でした。。。
食事をしたり、休んだりしながら何とか時間が過ぎていき、夜中の搭乗時間。
息子、目を覚ますもまぁまぁ機嫌よし。
が、、、娘、移動中の振動で(私がずっと抱っこしていましたが)
息子はお父さん似で、比較的どんなところでも寝られるし
ウ〇チもいつでもどこでも出るタイプ。
私と娘は枕が変わってもダメ、環境が変わってもダメ、
そんな娘が夜中に目を覚ました、、、
しかも違うポジション(布団に寝ていない)で覚醒、、、
どうなるか、想像できますよね。
娘はひたすら逃げ場のない空の上

で深夜に2時間以上泣き続け


私は最後尾でひたすら抱っこして時間が経つのを待ちました


私は後期研修医時代の、
夜中の緊急心臓外科手術の麻酔以来
初めて辛くて泣く
という、、、
母も余裕なしでした。
オッパイもだめ、全てダメ、
いや〜最後の最後で厳しい締めでした。

(明け方窓越しに見えた富士山です。)
荷物など全て受け取って、自宅に着いたのは朝の8時。
9:30には仕事に出かけるという強行スケジュールでしたが



みんな無事に帰ってこられて良かったです。
はぁ、、、
子供と一緒の海外は初、
トイレに閉じ込められたのも初、
飛行機のトラブルも初、
色々忘れられない旅になると思います。
以上、「子連れで海外出張」でした。